現在表示しているページ
ホーム > 診療科?部門のご案内 > 看護部 > 各チーム(各会)
ここから本文です

各チーム(各会)

NST?栄養サポートチーム

当院NSTは、医師?看護師?薬剤師?管理栄養士?臨床検査技師?リハビリスタッフなど多職種で構成されており、各職種と連携しながらチーム医療を実践しています。週1回、カンファレンス?回診(低栄養?褥瘡?摂食嚥下障害の症例など)を行っています。

活動内容
  • 症例に応じた栄養法の選択
  • 適切な栄養管理の提供
  • 早期栄養障害の発見と早期栄養療法の開始
  • 栄養障害からの合併症の予防(感染症や褥瘡)

を目的に活動しています。

褥瘡対策チーム

当院の褥瘡対策チームは、医師、看護師、栄養士、薬剤師、言語聴覚士が連携し褥瘡の予防?治療をおこなっています。このように多職種のスタッフが協力することで褥瘡対策を多方面からアプローチしていくことができ、より効率的な予防?治療をおこなうことにつながります。褥瘡対策にとって最も重要なことは予防であり、各病棟におけるリスク評価、体位変換の実践、適切な体圧分散マットレスの選択などが求められます。

褥瘡対策チームは週に1回、褥瘡回診をおこない、病棟スタッフと話し合いながらより実践的な褥瘡対策がおこなえることを目指しています。 
褥瘡発生時には、褥瘡発生の要因を検討してそれを除去し、適切な治療をおこなえるように方針を決定します。また、院内全体の褥瘡ケアのレベルアップを目的として、2014年より、褥瘡対策研修を計画、実施しています。

褥瘡対策チームは、院内の褥瘡ケアの中心的な存在として予防?治療に関わり、病棟スタッフと連携して褥瘡発生0を目指して頑張っています。

糖尿病療養サポートチーム

糖尿病療養サポートチームには、糖尿病専門医師?看護師?薬剤師?栄養士?理学療法士が参加しています。月2回カンファレンスを行い、患者さんの血糖値をうまくコントロールしていくために、各専門分野から意見を出し合い、どのように支援していけば良いか話し合い、方針を決めています。

また、糖尿病教室を開催しています。糖尿病教室では、糖尿病にはどんな合併症があるのか、日常生活ではどんなことに注意しなくてはいけないのかなどについて説明し、患者さんからの質問にもお答えしています。糖尿病教室は同じ糖尿病を持つ患者さん同士がコミュニケーションをとり、糖尿病に関する基本的な知識を身につけてもらう場として設けられています。

その他の活動内容
  • 糖尿病患者会「稚アユ会」の運営活動のサポート
  • 院内学習会などを開催し、職員への啓発活動

チーム活動を通して患者さんに質の高い糖尿病治療を提供できるよう努めています。

災害医療チーム

災害医療チーム写真

当院は、和歌山県の災害支援病院に指定されています。これを受けて平成22年6月に災害医療チームが結成されました。現在、医師?看護師?薬剤師?事務職で活動しています。
普段はBLSやACLSへの参加や訓練をおこない、災害発生時の対応訓練をおこなっています。

災害は、いつ起こるかわかりません。想定外のことも起こりえます。
災害医療チームをはじめ、全職員がこのような事を想定し、日々の診療?看護に携わっています。


緩和ケアチーム

~その人らしく、その人の希望により添うケアを目指して~

当院では、病気と闘っている方々によりよい緩和ケアを提供するため、緩和ケアチームを設置し2010年7月から活動を開始しました。

緩和ケアチームは、医師?看護師?薬剤師?栄養管理士?リハビリスタッフ?臨床心理士などの多職種が関わることで、それぞれの専門性を活かした緩和ケアが提供出来るよう活動しています。

緩和ケアとは、患者さんとその家族を対象とした積極的ケアです。緩和ケアという言葉の響きは、終末期の方が受けるケアととらえられている方が多いかと思います。当院では、緩和ケアとは疾患?病気に関係なく、痛みをはじめ病気にともなうさまざまな苦痛の緩和をめざすケアとし、患者さんとご家族に寄り添いながらケアをおこないたいと考えています。体の症状だけでなく、心のケア、社会的?経済的な問題へのケア、自宅の療養生活に向けた支援、希望を支えるためのケアも含んでいます。

緩和ケアチームは、さまざまな職種のスタッフが業務の中で得た情報を持ち寄り、週一回の会議を開いています。その情報をチーム内で共有しそれぞれの専門性から意見を出し合い、その人らしくその人の希望に添えるようなケアの提供を検討しています。

チームメンバーそれぞれが日々の業務や勉強会などを通して研鑽に努め、患者さんとご家族と共に歩んでいけるよう活動していきたいと考え取り組んでいます。

認知症サポートチーム

高齢化社会に伴い、認知症や認知症予備軍である方々が増えてきています。また、これらの方々は、治療が必要な身体的疾患を抱えている場合が少なくありません。身体疾患の治療のため、当院に入院された認知症のある患者さんが、最善の医療を受けることができ、安心して穏やかな療養生活を送れるように、また、地域と連携を図り安心した退院ができるようにチームで取り組んで参ります。

チームは、認知症専門医、脳外科医、認知症看護認定看護師、認知症ケア専門士、薬剤師、臨床心理士、リハビリ科、医療社会福祉士等が力を合わせ、それぞれの専門知識をもってお手伝いします。

毎週チームでカンファレンスや病棟回診を行い、適切な診断、治療、内服調整、その方にあったコミュニケーション方法などについて検討しています。また、病院のスタッフ全員が、認知症に対する正しい知識を持ち、認知症の方の立場に立った真心のこもった接し方ができるよう、チームでの勉強会も積極的に行っています。

紀北OLSチーム(骨粗鬆症リエゾンサービス)

2019年に紀北OLSチームが発足しました。
OLSとは、『骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS:Osteoporosis Liaison Service)』を意味します。そして、骨粗鬆症リエゾンサービスとは、『様々な職種が連携しながらおこなう骨粗鬆症の予防と改善および骨折防止のための取り組み』であり、骨粗鬆症の啓発、治療開始率や治療継続率の向上、再骨折の予防と治療を、かかりつけ医とも連携して行うシステムです。

日本は超高齢化社会を迎え、骨粗鬆症の罹患率が上昇の一途にあります。
現在、骨粗鬆症の推定患者数は1280万人と推測されていますが、治療を受けているのは約200万人と20%に満たない状況です。特に和歌山県は、骨粗鬆症検診や治療介入は全国平均を大きく下回り、骨折を契機とした寝たきり、要介護者が多い現状にあります。骨粗鬆症は整形外科領域だけの問題ではなく、生活習慣病の罹患や認知症によってもリスクは高まり、健康寿命を大きく左右します。紀北OLSチームは、医師(内科、整形外科)、病棟?外来看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカー、診療放射線技師など、多くの職種で構成されています。骨粗鬆症の啓発?啓蒙によって早期発見?早期治療の介入による骨折予防と、健康増進?QOLの維持を目的に活動しています。

骨粗鬆症マネージャー

医療分野における多職種が連携し、骨粗鬆症の予防、診断と治療を提供し、地域社会への啓発?啓蒙活動等によって、超高齢社会における健康寿命の延伸に貢献することを目指した資格です。当院では9名の骨粗鬆症マネージャーが在籍し、OLS活動を中心として、患者さんや地域住民の方の『骨の元気』を守ることを目標に、コツコツ(骨骨)と活動しています。